「アパート経営」とは一体どんなものか?

 

投資商品としてのアパート経営

 

平成29年から30年にかけての時期、報道の過熱ほどに実際の需要も過熱していたかというと、そうでもありませんでした。不勤産投資を考えているが、実際の購入となると慎重な姿勢を崩さない、いわゆる「いつまでも勉強していて、勉強することで安心してしまっている」層の方がかなり多かったのです。

 

株価の回復を受けて、報道は株一色、最近ではあれほど氾濫していた不動産特集を見かけることはほとんどなくなりましたが、だからといって実際の需要が衰えたわけではありません。ここ数年、需要は大きく変動していない代わりに、着実に増えているのです。勝ち組・負け組の格差が広がり、所得が増えたのはIT長者など一部の人たちだけ、サラリーマンの大半は多少ボーナスが増え始めたとはいえ、将来への不安を抱え不動産投資・アパート経営どころではない、と思われがちです。アパート経営に乗り出す方は、退職金を手にした方から、30代のサラリーマンまで本当に千差万別です。

 

 

 

かぼちゃの馬車に見るアパート経営の怖さ

 

 

かぼちゃの馬車が突然あんなことになるなんて、

 

スルガ銀行が突然あんなことになるなんて、

 

誰も想像しなかったでしょう。

 

また、金投資は銀行預金のように利息を生むわけではないので、利益はキャピタルゲインだけに限定されます。しかも金の価格は為替相場に大きく左右されますが、為替はあらゆる金融商品の中で最も予測が難しいものといわれています。

 

海外の要人の発言や暗殺など、世界中の現象に左右されるため、プロのディーラーですら、ときに大損をするほどです。したがって、リターンが大きい代わりにリスクも大きい商品です。銀行預金は、利率が低い代わりにリスクも最小です。ただ、実はインフレになると価値は目減りしてしまうのですが、そのことを預金者本人が自覚しないのです。

 

インフレは貨幣価値が下がること、デフレは貨幣価値が上がることを意味しますから、デフレのときに預けた100万円は、その後インフレになったときには実質的にその価値は目減りしているのですが、口座の金額は同じ100万円なので、目減りを自覚できないだけなのです。その点では、実物資産である不動産は基本的にインフレになると価格も上がるので、デフレのときに買っておくとインフレ局面では有利です。

 

 

 

初めてのアパート経営
 

はじめてアパート経営に乗り出すという時には、誰でも不安を抱えているものです。うっかり、高い買い物をしてしまったのではないかとか、空室物件ならリフォームは費用対効果がうまくはたらいてくれるのだろうかなどといった心配が尽きないものだからです。せっかく苦労して貯めた虎の子の資金を投ずるのですから、失敗はしたくありません。

 

小規模物件ながら、惜金なしでスタートすると、このようにサラリーマン生活を続けていく上で、貴重な収益源ができたことに感動がひろがるでしょう。すると、必ずや、もうひと物件ふやしたいという気持ちが湧き上がります。そうなると、毎日の生活にも張りが出てきます。毎日の生活を節約して、もっと早くお金を貯めようという動機づけにもつながるのです。